新川地域消防広域化協議会とは黒部市・入善町・朝日町の
1市2町による消防の広域化を目指し協議を行う組織です。
消防の広域化とは
災害の大規模化や住民ニーズの多様化など、消防を取り巻く環境は大きく変化しており、消防はこの変化に的確に対応し、住民の生命・財産を守る責務を果たしていく必要があります。このため、平成18年に消防組織法の一部改正が行われ、自主的な市町村消防の広域化を推進するための諸規定が整備されました。
富山県においても消防組織法改正に基づき、「富山県消防広域化推進計画策定委員会」を設置し、「富山県消防広域化推進計画」の策定に取り組み、平成20年3月に推進計画を策定されました。
この推進計画を受け、地理的条件や地域の歴史、生活文化圏等の地域の実情を踏まえ、住民サービスの向上が期待できるエリアである黒部市・入善町・朝日町による1市2町での消防の広域・連携等の可能性や、その実現のための課題と効果について研究を行った結果、広域化によるメリットが十分期待できることから、当協議会を設置し、1市2町による消防の広域化へ向けた協議がスタートしました。
広域化のメリット
消防の広域化により、消防力の強化による住民サービスの向上や消防に関する行財政運営の効率化と消防体制の基盤の強化が期待されています。
- 災害発生時における初動体制の強化
- 統一的な指揮の下での効果的な部隊運用
- 本部機能統合等の効率化による現場活動要員の増強
- 救急業務や予防業務の高度化及び専門化
- 財政規模の拡大に伴う高度な資機材の計画的な整備
- 消防署所の配置や管轄区域の適正化による現場到着時間の短縮